【2024年】建売住宅を購入するときの流れ!契約前から入居まで3段階に分けてご紹介
初めて建売住宅を購入するときは、どのように手続きをおこなうのか事前に把握しておくとスムーズに進みます。
本記事では、建売住宅の購入の流れを契約前・売買契約・契約後から入居までの3段階に分けてご紹介します。
建売住宅の購入を検討中の方は、ぜひ参考にご覧ください。
建売住宅の購入!契約前の流れについて
建売住宅を購入する際は、売買契約を締結する前の段階の準備も大切です。
契約前の流れは、以下のとおりです。
STEP①:購入申し込みの手続き
物件の内覧を終えて購入を希望するときは、販売元に購入申し込みをおこないましょう。
購入申し込みは一般的に書類にておこないます。
希望する条件や価格を記載した「購入申し込み書」を提出する流れです。
なお、申し込み時には、約10万円程度の申し込み金が必要となります。
申し込み金は、売買契約が成立しなかった場合には返金されるため、ご安心ください。
STEP②:契約日と条件の調整
申し込みと同時に、販売元との間で契約条件の調整をおこないます。
価格の交渉が必要な場合はこのタイミングでおこない、契約日や手付金の額も含めた条件を決定します。
不動産会社が仲介する場合は、価格交渉や契約日の調整は不動産会社を通じて進める流れです。
STEP③:住宅診断の実施
必須ではありませんが、建売住宅の状態が気になる場合は、住宅の専門家が確認する「住宅診断(ホームインスペクション)」を利用するのがおすすめです。
診断士が建物に欠陥がないかをチェックするため、その結果を踏まえて安心して購入を進められます。
診断を希望する場合は、申し込み時に販売元に伝え、日程を調整しておくとスムーズです。
STEP④:手付金の準備
建売住宅の売買契約を結ぶ際には、合意された手付金を支払う必要があります。
金額は一般的に、販売価格の5%から10%程度です。
支払いは現金または口座振り込みでおこないます。
現金で支払う場合は、前もって銀行から必要額を引き出しておくことが必要です。
口座振り込みの場合は、口座に十分な資金を確保しておきましょう。
建売住宅の購入!売買契約の流れについて
建売住宅の売買は高額な取引となるため、事前に売買契約の流れを把握しておくと安心です。
売買契約書には難解な用語が含まれていることが多いですが、契約トラブルを防ぐためにも、納得のうえで契約をおこなうことが大切です。
この章では、契約までの流れについて順を追ってご紹介します。
STEP①:重要事項の説明を受ける
売買契約の締結は、仲介の不動産会社の事務所でおこなうことが多いです。
不動産の売買契約では、まず契約締結前に不動産会社から物件に関する重要事項の説明を書面で受けます。
取引する物件の「重要事項説明」は、法律により不動産会社に対して実施が義務付けられています。
重要事項説明は、契約日当日に説明を受けることが一般的です。
内容は複雑なことが多いため、可能であれば事前に書面のコピーを入手し、じっくりと確認しておくことをおすすめします。
STEP②:売買契約の締結
重要事項の説明を受けた後、売買契約の締結に進みます。
契約は書面でおこない、契約内容について詳しい説明を受けたうえで、署名・押印をおこないます。
契約書はとても重要な書類のため、契約前にコピーを受け取って内容を確認し、不明な点があれば納得がいくまで質問することが重要です。
手付金は売買契約の締結と同時に支払うことが多いです。
STEP③:住宅ローンの申し込み
建売住宅の購入に住宅ローンを利用する場合は、売買契約を終えた後、すぐにローンの申し込みをおこないます。
申し込みに必要な書類は金融機関によって異なるため、事前にどのような書類が必要かを確認し、準備をしておくことが大切です。
一部の書類は不動産会社が用意することもあり、売買契約日に記入する場合も多いです。
書類が整ったら、金融機関に直接持参するか、郵送で申し込みをおこないます。
なお、住宅ローンの申し込みは、事前審査(仮審査)と本審査があります。
事前審査は購入申し込みのタイミングで、本審査は売買契約のタイミングで申し込みをおこなうのが一般的です。
建売住宅の購入!売買契約後から入居までの流れについて
住宅ローンを利用して建売住宅を購入する場合、融資の審査結果を待つ必要があるため、売買契約後から物件の引き渡しまでタイムラグがあります。
契約後の手続きも事前に把握しておくと、新しい住まいへの入居をスムーズにおこなえます。
建売住宅を購入し、売買契約を終えた後の手続きの流れは、以下のとおりです。
STEP①:融資承認の確認
住宅ローンの申し込みをおこなった後は、約2週間ほどで金融機関から融資承認の連絡が入ります。
承認の連絡を受け取った後は、すみやかに仲介の不動産会社に連絡しましょう。
不動産会社が提携しているローンの場合は、不動産会社経由で融資承認の情報が提供されることもあります。
STEP②:日程の再確認と調整
次に、売買契約時に予定された引き渡し日や立ち会い検査の日程を再確認し、必要に応じて調整をおこないます。
とくに、建物が未完成の場合には、工事の進捗によって日程が変更されることがあるため、ご注意ください。
なんらかのトラブルで工事が遅れている場合は、相手方と交渉して日程を調整する必要があります。
STEP③:登記手続きの準備
不動産の売買契約後は、所有権の移転を不動産登記簿に記録する登記手続きも必要です。
登記手続きは専門的な知識が求められるため、司法書士に依頼するのが一般的です。
司法書士への依頼にあたっては、必要書類を事前に送付しておく必要があります。
たとえば、本人確認書類や住民票が必要です。
必要書類の詳細は、司法書士や不動産会社に確認して準備をしておきましょう。
なお、不動産登記には司法書士の報酬費や登録免許税などの登記費用がかかります。
登記費用は売主との折半になりますが、買主が負担するのが一般的です。
売買契約の際に、登記費用についても確認しておきましょう。
STEP④:立ち会い検査の実施
引き渡し前におこなう立ち会い検査は、建売住宅の施工品質などを確認するための重要な機会です。
建物に欠陥や不具合がないか、契約通りの仕様であるかどうかをチェックします。
何か問題があれば、その場で販売元に修正を依頼します。
立ち会い検査には、専門家を同伴することも可能です。
詳細なチェックをしたい場合は、事前に専門家に依頼しておきましょう。
契約後のトラブルを防ぐためにも、しっかりと確認することが大切です。
STEP⑤:物件の引き渡し
立ち会い検査と必要な修正作業が完了したら、物件の引き渡しをおこないます。
引き渡し日と同日に、手付金を除いた残金(購入代金)の支払いもおこない、手続き完了です。
なお、不動産登記の申請も同日におこない、約1週間?10日後に登記が完了する流れです。
物件の引き渡し後は、買主の都合の良いタイミングで入居できます。
3月の繁忙期は引っ越し費用が高くなるため、繁忙期を避けて引っ越すのがおすすめです。
まとめ
建売住宅を購入する際は、契約前に購入申し込みをおこない、契約日と条件の調整、住宅診断の実施などをおこなう流れです。
そして、重要事項の説明を受けた後に売買契約を締結、住宅ローンを申し込む流れです。
契約後は、融資承認の確認、日程の再確認と調整、登記手続きの準備や立ち会い検査の実施後に物件を引き渡す流れになります。
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