【2024年】稲沢市における子育て環境について手当や助成と共に紹介
稲沢市に住まいを検討中で小さな子どもがいる家庭では、新しく暮らす街が育児しやすいかどうか気になるところでしょう。
引っ越し先の育児環境について前もって調べておくと、実際の生活が始まってから役立ちます。
こちらの記事では稲沢市の子育て環境とあわせて、子育て手当・助成や支援センターについても詳しく紹介しますので、住まいを検討している方はぜひ参考にしてください。
愛知県稲沢市の子育て環境について紹介
稲沢市は愛知県北西部に広がる濃尾平野の中央に位置しており、江戸時代には美濃路の宿場町として東海道と中山道を結んでいた歴史のある街です。
西部には木曽川が流れており、豊かな土壌とおだやかな気候に恵まれた地域で、ファミリー層が暮らすのに適しています。
そんな稲沢市の子育て環境は以下のとおりです。
自然が豊かで近所付き合いが盛んな街
木曽川が育む豊かな自然が特徴の稲沢市は、県営木曽川祖父江緑地などの大きな公園をはじめとして、子どもをのびのびと遊ばせるのに適した環境です。
また、住宅地が多く近所付き合いも盛んなので、同年代の子どもを育てる親同士がコミュニケーションを取りやすくなっています。
交通アクセスが便利で買い物しやすい
稲沢市にはJRと名鉄名古屋本線がとおっており、JR稲沢駅から名古屋駅の中心地までの所要時間は16分ほどです。
子連れでも気軽に出かけられるため、都心で子ども用品を購入したいときにも便利です。
ちなみに稲沢市内にも大型ショッピングモールが豊富にあるので、地元でも十分必要な物を買いそろえられます。
子どもの人口と教育施設の数・特徴
稲沢市の年齢別人口調査票によると、令和6年4月現在の子どもの人口は0~4歳が4,437人、5~9歳が5,551人、10~14歳が6,080人、15~19歳が6,165人となっています。
教育施設の数は、公立保育園13園、私立幼稚園4園、市立小学校23校、市立中学校9校、高等学校4校です。
保育園の数が多く待機児童0人とトップクラスなので、共働き世帯でも子育てしやすい環境が整っています。
また、稲沢市では保育施設を子どもの命を育み、学ぶ意欲を育てる場と考えており、保育の質の向上や環境整備に注力している点も特徴です。
さらに小学校では、低学年の児童でも6時間目まで学校で過ごせるようにしています。
そのため、幅広い学習に取り組める他、低学年の児童が高学年のお兄さんお姉さんと一緒に下校できる安心感もあります。
稲沢市の子育て手当・助成について紹介
稲沢市では、育児をするうえで費用の負担を軽減できるよう、さまざまな子育て手当・助成が設けられています。
子どもの年齢や体質、人数をはじめとして、さまざまな環境に応じた子育て手当・助成があるので、条件を満たす場合は指定の窓口で申し込みをしましょう。
児童手当・特例給付
稲沢市では平成24年4月から、児童手当法の一部を改正する法律が施行され、新しい児童手当制度が開始されました。
支給対象となる児童は国内に住所のある中学校3年生までの児童で、受給資格者は対象の児童を養育している父母のうち主に生計を立てている人となります。
手当の額は児童1人あたり、3歳未満1.5万円/月、3歳以上小学校修了前1万円/月、3歳以上小学校修了前第3子以降1.5万円/月、中学生1万円/月です。
手当を受ける際には認定請求書を提出して申請する必要があり、提出した日の翌月分から支給されます。
児童扶養手当
児童扶養手当は、ひとり親家庭などで児童の健全な育成や生活の安定を目的とした制度です。
受給資格者となるのは、父母が婚姻解消した、父母のどちらかが死亡または重度の障害にある、父母のどちらかから1年以上遺棄されているなど、8つの条件のいずれかに該当する児童です。
扶養親族の人数や扶養義務者の所得などによって支給制限が異なります。
手続きに必要な書類は個人の環境によって異なるため問い合わせて用意の上、請求書とあわせて市役所子育て支援課に提出します。
障がい児・者に関する各種手当
障がい児・者に関する手当は、特別障がい者手当、障がい児福祉手当、経過的福祉手当、特別児童扶養手当、愛知県在宅重度障がい者手当、稲沢市障がい者扶助料の6種類です。
児童の年齢や扶養している人の年齢によって受けられる手当の種類が異なり、対象者は診断書の内容によって判断されます。
所得制限があったり、手当の種類によっては併給不可だったりと、注意する点もあるのであらかじめ確認しておきましょう。
不妊治療費補助制度
対象となる治療は不妊検査・一般不妊治療・人工授精などの一般不妊治療の保険適用分と、体外受精・顕微授精・男性不妊手術・胚移植などの生殖補助医療の保険適用分です。
稲沢市に在住、婚姻届提出済みの夫婦または事実婚の夫婦、医療期間保険各法による被保険者・被扶養者、医療機関から要不妊治療と認められた方の4つが対象者になる条件です。
補助額は年度ごとの治療費における保険適用分で自身の負担した全額となり、上限が25万円、補助を受けられる期間に制限はありませんが、申請を1年度ごとにおこなう必要があります。
申請時に必要な書類は、保健センター、保健センター祖父江支所にて入手可能です。
稲沢市の子育て支援センターについて
稲沢市には、子育て世帯が悩みを抱えたり孤独になったりしないよう、さまざまな形での支援を提供しています。
ここで紹介する支援を上手に利用すれば、育児の不安を1人で抱え込んだり子どもを遊ばせる場所がないと悩んだりせずに、ゆとりある育児ができるでしょう。
稲沢市立子育て支援センター
地域の支援センターとして、中央子育てセンター、平和子育て支援センター、長野子育て支援センターの3つが用意されています。
平和子育て支援センターは平和らくらくプラザの2階にあり、平日の9:00から16:00まで利用可能です。
さまざまなおもちゃが用意されている他、絵本の貸し出しやふれあいタイム、おはなしタイム、誕生会など、子どもの遊びに役立つ企画が豊富にあります。
長野子育て支援センターも平日9:00~16:00まで利用可能で、職員が作ったぬくもりあふれる手作りおもちゃやプレイルームの遊具で遊べます。
またクッキングルームがあり、ママ・パパクッキングや親子クッキング、栄養士による講話を聞けるのも魅力です。
中央子育て支援センター
3つのなかでも特に規模が大きいのが中央子育て支援センターで、総合相談センターや明治スズラン児童センターなども入った複合施設です。
支援センターの利用時間は平日の9:00~16:00で、広い駐車場が完備されているため子ども連れで通いやすい環境になっています。
ベテランの保健師や保育士などが揃っており、育児中のパパやママを多面的にサポートしてくれます。
プレイルームには発達に合わせて遊べる遊具やおもちゃがたくさん用意されていて、優しい手触りの木のおもちゃも人気です。
また、絵本や紙芝居の読み聞かせを楽しめるおはなしタイム、親子で遊べるふれあいタイム、誕生会など、子どもたちが喜ぶイベントも豊富です。
さらに、総合相談センターには言語聴覚士、作業療法士、臨床心理士が従事していて、育児に関する不安や悩みに幅広く対応してもらえます。
明治スズラン児童センターは近隣地区にある小学校の子どもたちが通える児童館で、異なる小学校の子ども同士が交流できる点が魅力です。
わくわくまつり、ふれあいまつり、七夕まつり、クリスマス会をはじめとした季節ごとの行事や、手芸クラブ、工作クラブなどのクラブ活動など、楽しい企画が豊富に用意されています。
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まとめ
稲沢市は自然が豊かで名古屋などの都市部へのアクセスが良好な街で、子どもの人口に合った教育施設があり、子育て環境が整っています。
また、状況に応じて必要な支援を受けられるよう、子育て手当や助成が設けられているので安心して暮らせます。
支援センターを上手に利用すれば、育児の不安や孤独に悩む心配もないでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!