
【2025年】ローン融資までの流れと注意点を解説
新しい戸建てへの住み替えをご検討される際、「現在の住宅ローンが残っているけれど、新しい戸建ての購入資金も必要になる」といった資金面のお悩みを抱える方は少なくありません。
そのような状況で役立つのが「住み替えローン」です。しかし、一般的な住宅ローンとは仕組みや条件が異なります。
この記事では、戸建ての住み替えローンの基礎知識や、お申し込み手続きの流れ、そして事前に確認しておきたい注意点について解説いたします。

住み替えローンの特徴
住み替えローンとは、現在の住居の住宅ローン残債と、新しく購入する戸建ての購入資金を一本化して借り入れできるローンです。
旧居のローンを完済できていない状態でも、新居の購入を進めることが可能になり、資金計画の柔軟性が高まります。
| 比較項目 | 住み替えローン | 一般的な住宅ローン |
|---|---|---|
| 対象となる資金 | 旧居のローン残債+新居の購入資金 | 新規の購入資金 |
| 借入額の傾向 | 高額になりやすい | 物件価格の範囲内 |
| 金利水準 | やや高めに設定される傾向 | 標準的な金利 |
申し込みから融資まで:住み替えローンの手続き
住み替えローンを利用する際の手続きは、段階を踏んで進めることが大切です。ここでは、一般的な流れを4つのステップでご説明します。

ステップ1:残債の把握と資金計画
まず、現在のローン残債を正確に確認します。同時に、不動産会社へ査定を依頼し、お住まいの売却見込み額を把握することが第一歩です。この差額を基に、必要な資金計画を立てます。
ステップ2:金融機関への事前相談・事前審査
資金計画の概算が固まったら、金融機関へ事前相談、または事前審査(仮審査)を申し込みます。住み替えローンは金融機関によって金利や審査基準が異なるため、複数の候補を比較検討するのが望ましいでしょう。
ステップ3:本審査
事前審査を通過したら金融機関へローンの本審査を申し込みます。ここでは、担保評価や返済能力などについて、より詳細な審査が行われ、併せて購入する戸建ても評価されます。
ステップ4:契約・融資実行
本審査を通過後、金融機関とローン契約(金銭消費貸借契約)を締結します。融資が実行される日には、旧居の売却と新居の購入の決済を同日に行う「同時決済」が必要です。
住み替えローンの注意点
安心して住み替えローンをご利用いただくために、特に注意したい点が3つあります。
① 返済負担について
住み替えローンは、借入額が高額になりやすいため、月々の返済額が以前より増加する可能性があります。
事前に返済シミュレーションを行い、将来の家計状況を考慮した上で、無理のない返済額かどうかを慎重に判断することが重要です。
② スケジュール調整について
前述の通り、旧居の売却と新居の購入を同日決済する必要があり、スケジュール調整が非常に重要になります。
万が一、売却が計画通りに進まなかった場合に備え、新居の購入契約を無条件で解除できる「買い替え特約」を付帯させておくと、より安心して手続きを進められます。
③ 審査条件について
住宅ローンには、完済時の年齢上限が設けられていることが一般的です。年齢によっては返済期間が短くなり、結果的に月々の返済負担が増すことも。
また、団体信用生命保険への加入が必須となるため、ご自身の健康状態についても事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
戸建ての住み替えをご検討される際に、住み替えローンは心強い選択肢となります。
その仕組みや特性を正しく理解し、ご自身のライフプランに合った無理のない計画を立てることが、理想の戸建て購入につながります。
資金計画やスケジュール調整には、専門的な知識が求められる場面も少なくありません。ご自身の状況に最適なプランを立て、戸建ての住み替えを行う際はぜひ弊社にお問い合わせください。
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