【2024年】建売住宅にエアコンが設置されていない理由!取付方法や注意点もご説明
建売住宅を購入するときには、室内などが装飾されたモデルルームを見学して気に入り、その結果を踏まえて契約するケースが考えられます。
ただし、購入する物件は装飾されておらず、一例としてエアコンが設置されていないのが一般的です。
この記事では、建売住宅にエアコンが設置されていない理由のほか取付方法や注意点もご説明するので、購入を予定されている方はお役立てください。
建売住宅にエアコンが設置されていない理由
モデルルームは、その物件での暮らしを購入希望者にイメージしてもらいやすいようプロのインテリアコーディネーターにより室内を装飾しています。
設備のほか家具や家電を備え付けている室内は、顧客に向けてのカタログと受け止めてください。
エアコンもそのなかの1つであり、ほとんどの物件において設置されていません。
建売住宅とは
建売住宅とは、ハウスメーカーなどが住宅を建設し、そのうえで敷地と建物を販売する物件です。
建物には、必要最低限の設備としてキッチンやトイレ、浴室などが整備されています。
しかし、キッチンの食洗機や冷蔵庫のほかリビングの照明器具やカーテンなどは備え付けられているわけではありません。
エアコンも同様で、入居にあたって必要なときには別に整備する必要があります。
誤解される理由
建売住宅の中古物件を購入するときや賃借する際には、設置されているケースが少なくありません。
これは、前の居住者が残していった残置物であり、もともと設置されていたものとは考えにくいです。
前の居住者が不要になったものは残置物となり、エアコンやストーブは取り外すときに工事が発生するため、残置物になりやすい傾向があります。
一方、新築のときにはエアコンやストーブは設置されていないのが通常のスタイルです。
中古物件を内見した方による情報が流れて、誤解を生んでいると推察されます。
設置しない理由
建売住宅には、通常、照明やカーテンレールも設置されていません。
照明は設置する箇所が決められていて配線が施されていますが、エアコンやカーテンレールの設置に関しては何も施されていないケースが多数を占めます。
エアコンの設置には室外機がつきもので壁に穴をあける必要があり、カーテンレールを取り付けるときには壁にネジによる穴をつける作業が発生します。
エアコンの設置を予定していない方にとって、新築物件の壁に穴をあける必要はありません。
新築物件に傷をつける作業をおこなうよりも、設置してないでおくほうが喜ばれるでしょう。
また、いずれも機種や色、大きさなど好みが分かれるものであり、設置しても取り換えになる可能性があります。
建売住宅は、最低限の設備だけを整備し、不要と判断される可能性があるものを省いたうえで可能な限り安価な状態で販売するのが一般的です。
取り付け可能
建売住宅を購入する際に、必要な設備や装置についてはオプションにより設置でき、取り付けたいときには依頼すると良いでしょう。
ただし、別に費用がかかるとともに、ハウスメーカーなどによっては一切のオプション工事を請けていないケースがある点に注意してください。
また、オプションで設置してもらえないときなどには、別の電気工事の会社などへ自分で依頼する方法もあります。
このときは、工事の施工業者と打ち合わせて取り付け工事の日程などについて調整しておきましょう。
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建売住宅におけるエアコンの取付方法
購入した建売住宅におけるエアコンの取付方法は、大きく2とおりに分かれます。
ハウスメーカー
購入者のなかには、建売住宅の販売元であるハウスメーカーなどに対して、建物本体の値引きの代わりにエアコンの設置をサービスとして求める方がいます。
サービスでの設置が難しくても、ハウスメーカーにオプションとして取り付けてもらえると手間がかからず、施工がスムーズにいくでしょう。
なお、ハウスメーカーに依頼すると本体価格を安く抑えられるかもしれませんが、機種を限定される可能性が考えられます。
好みの製品を指定するのは難しく、いくつかの機種の中から選択するよう求められるのが一般的です。
また、専門業者に比べて高額になる事例も多く、ハウスメーカーに取り付けを頼んでも応じてくれないケースが少なくありません。
電気工事の専門業者
エアコンは、電気工事の専門業者のほか家電量販店に設置してもらう方法もあります。
このほか、ネット通販で機種を購入したうえで、専門業者に取り付け工事を依頼するのも1つの方法です。
家電量販店に依頼するときには他の家電もあわせて購入すると全体的に値引きしてもらえる可能性があり、メリットに考えている方も多く見受けられます。
また、取り付けるときには壁に穴をあけるとともに、機種によっては電気の増設工事が必要になります。
これらの工事によって建物本体に大きな影響を与えると、ハウスメーカーの補償対象から外されてしまう点に注意が必要です。
ハウスメーカーが設置に応じてくれないとしても、設置場所や購入する機種の寸法などを伝え、この部分の工事だけでも対応してもらうよう依頼するのが得策です。
なお、ハウスメーカー以外が施工する場合には、取り付け工事は住宅の完成後になるでしょう。
工事会社の都合などによっては入居してから施工するケースもあり、少しの期間はエアコンがない居室で暮らす可能性が考えられます。
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建売住宅にエアコンを取り付けるときの注意点
設置するにあたっては、いくつかの注意点があるとともに、ハウスメーカーと十分にコミュニケーションを図るのが重要なポイントといえます。
タイミング
ハウスメーカーが施工するときは建物本体の工事にあわせておこなわれるため、施工のタイミングは工事会社の都合にまかせて構いません。
配管を建物内部に通せる隠蔽配管を採用でき、天井埋め込み型の設置も容易です。
ただし、隠蔽配管は劣化して再利用できなくなる可能性があり、買い替えるときに使用できるとは限らない点に注意してください。
また、ハウスメーカー以外で施工してもらうときには、新居への引っ越し日までに作業を終えてもらえるよう日程を調整する必要があります。
とくに、厳しい暑さに見舞われる夏季の場合、設置されていない居室での生活は厳しいものになるでしょう。
穴あけ工事
エアコンを設置するときに問題になるケースが多いのは、壁に穴をあける工事です。
穴あけ工事をするときには、事前に筋交いや柱、電線の位置を正確に把握しておく必要があります。
この作業を怠ると電線を切断するだけではなく、筋交いや柱に大きな損傷を与えたときには家屋の耐久性が損なわれてしまいます。
建物の構造に差し障りがない部分に穴を開ける作業となり、ハウスメーカーが破損させるとは考えにくく、ハウスメーカー以外が施工するのは不安です。
このため、家電量販店などに設置を依頼するとしても、穴あけ工事はハウスメーカーに施工してもらうのをおすすめします。
室外機
3階建ての住宅に設置する際には、室外機の位置が問題になります。
3階に設置するエアコンの室外機を地上に設けるため、地上までの配管設置工事が発生するのが一般的です。
ハウスメーカーは建設工事のなかで対応できますが、住宅が完成した後の工事になると、足場を組むのに高額な費用がかかるケースや足場を組めずに断られる可能性があります。
室外機を壁付けにする方法もありますが、隣家との兼ね合いや風雨の影響を受けやすく、あまりおすすめできません。
3階に設置を予定するときには、早めにハウスメーカーへ相談しておきましょう。
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まとめ
建売住宅にはエアコンが設置されていないのが一般的であり、設置する際には別工事を依頼する必要があります。
ハウスメーカーに依頼すると高額になる可能性がありますが、壁の穴あけ工事などの問題もあり、十分に相談して取り組んでください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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