【2024年】建売住宅の種類とは?購入前に知っておきたいメリット・デメリットを解説!
建売住宅を購入する場合、以前は、住宅メーカーの開催する展示会や現地説明会で実物を確認してから契約する方がほとんどでした。
昨今では、立地を重視する方や着工前に契約を済ませる方も多くいらっしゃいます。
この記事では、建売住宅の種類と、それぞれのメリットとデメリットをご紹介するので、マイホームを購入する際の参考にしてください。
建売住宅の種類とは
建売住宅とは、不動産会社やハウスメーカーが購入した土地に建物を建築してセット販売する物件であり、分譲住宅と呼ぶときもあります。
土地の造成からおこなう物件は複数の建物を同時に売り出す方式が多く、街中の区画に建築する種類の戸数は多くありません。
建売住宅には2種類ある
土地と建物をセットで販売する建売住宅には、完成済み物件と未完成の段階で契約できる2種類があります。
販売元の不動産会社やハウスメーカーが、どの段階で売り出すかによって購入できる種類が決まるため、物件を探す前にどちらを希望するかを決めておきましょう。
どちらの種類から選ぶか決めきれないときは、それぞれのメリットとデメリットを確認し、家族で話し合って決める方法がおすすめです。
完成している建売住宅とは
建物が完成しているとは、建築工事が終わり、建築確認検査機関による検査に合格して検査済証が発行済みの物件を言います。
検査済証の発行日が住宅の完成日であり、その日から1年以内の未使用の住宅が新築物件です。
完成済みの住宅を見学会などで確認するときは、外観や設備、内装に重点を絞ります。
仕上がり具合を確かめるとともに、設備や内装のオプション工事で追加できるものがないかを確認して、契約に盛り込みましょう。
日当たりや眺望、住宅を取り巻く環境なども、忘れてはならないチェック項目です。
展示場のモデルハウスではなく、実際に入居する住宅を購入する前に確認できるチャンスを存分に活用しましょう。
未完成の建売住宅とは
土地の区画だけ決まっているときや、建物の建築工事中の場合は、未完成の物件に該当します。
建築工事が完了していても、建築確認検査機関の確認済証が未発行の段階では、新築物件にはなりません。
とはいえ、建築工事を開始する際に取得する確認済証を発行済みの物件は売買の対象となるため購入できます。
見学する際のチェック項目は、工事の完了する時期と入居予定日がいつ頃になるかです。
入居予定日を担当者から説明を受けるとともに、契約書に記載してある工事のスケジュール表と突き合わせ、工事が予定通りにおこなわれているかを自分で確認します。
着工前の場合でも立地はチェックできるため、周囲の環境を確かめておきましょう。
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建売住宅の種類別メリット・デメリットと完成済み物件について
建売住宅は、完成した住宅を実際に現地で確認してから契約するのが一般的な流れです。
工事が完了している物件を購入するメリットとデメリットも把握しておくと、後悔しないマイホーム選びにつながります。
完成している建売住宅を購入するメリット
工事が完了している新築住宅は、現地で実物を確認してから購入できるのがメリットです。
多くの方は、基礎工事や設計図を見ても、できあがった家をイメージできません。
実際に室内を歩いてみると、空間の広がり具合や日当たりを体感できるのがメリットです。
そのうえ、実物を見学すると大型家電製品や家具の配置も具体的に想像できるため、入居準備がはかどります。
引き渡し前の住宅の施工状況も確認できると、品質チェックにも役立ちます。
完成している建売住宅を購入するデメリット
外装や内装工事も完了している状況では建材の種類や間取りの変更ができませんし、構造部分や基礎工事の品質チェックもおこなえないのは、デメリットです。
システムキッチンや洗面台などの設備も取り付けてあるため、設置場所やグレードの変更はできません。
オプションや追加工事でどこまで対応できるのかを担当者に確認し、変更できない場合は購入後のリフォーム工事がおすすめです。
太陽光発電装置や防音装置などを希望する場合は、購入してから取り付けできるタイプもあります。
導入できる設備の種類や取り付けるタイミングを、施工業者に確認しておきましょう。
新築の建売住宅が向いているタイプ
工事が完了している新築住宅は、子どもの新学期に間に合わせたい人や転勤が決まっていて購入後すぐに入居したい方にはおすすめです。
建売住宅は、引き渡しの際に土地と建物の代金を支払う契約になります。
自己資金にゆとりのある人や、資金の目途が立っているなど支払いに支障のないタイプは、新築住宅向きです。
一方、手持ちの資金が少なく、引き渡しまでに資金を確保できる見通しが立たない方には向きません。
また、間取りや内装、設備にこだわりのないタイプや立地重視の人も、新築住宅に向いています。
内装の施工状況を目視で確認したいタイプには向いていますが、構造や基礎工事をチェックしたい方には不向きです。
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建売住宅の種類別メリット・デメリットと未完成の物件について
近年は、建売住宅を未完成の段階で見学や契約を希望する方の増加にともない、建築工事の着工前から販売を手がける不動産会社も増えています。
着工前や建築途中の物件を購入するメリットとデメリットをご紹介するので、参考にしてみてください。
未完成の建売住宅を購入するメリット
建築する前の段階であれば、土地の区画から選べます。
土地の面積や日当たり、住宅地のなかの入り口付近や奥まった場所など、種類の異なるものばかりです。
区画によって価格も異なりますが、周辺の環境も考慮した土地選びができます。
建築工事が始まったばかりのときであれば、基礎部分や構造から確認できるのが、工事が完了する前に購入するメリットです。
筋交いや梁など、壁の内側を見学できるチャンスは多くありません。
工事期間中に複数回訪問すると、工事の進ちょく状況を自分の目で確かめられます。
また、クロスの色や床材の種類、システムキッチンなどの設備を変更できるケースもあるため、担当者に相談してみましょう。
未完成の建売を購入する際のメリットは、住宅ローンの銀行選びやコーディネートを意識した家具選びなど、準備する時間も楽しめる点です。
じっくりと時間をかけると、後悔のない準備ができます。
未完成の建売住宅を購入するデメリット
早期に契約するため、工事が完了するまで実際に入居する物件をイメージできないのはデメリットです。
不動産会社によっては、購入するタイプと同じ種類の新築物件を見学できますが、日当たりや周辺環境までは把握できません。
意外に知られていないデメリットは、建売住宅は工事中に高額で売り出し、時間の経過とともに安くなる価格設定です。
価格を重視するか、入居するまでに時間をかけて納得できる準備をするのか、ご自身の購入方針を決めておきましょう。
未完成の物件が向いているタイプ
立地を重視するタイプや、ご自身の家に対するこだわりを実現したいタイプには、工事に着工する前の段階で契約する種類がおすすめです。
契約してから物件の引き渡しまでに時間のゆとりがあるため、手持ちの資金が少ない方に向いています。
一方、転勤や子どもの学校などですぐに入居したい方には、不向きです。
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まとめ
建売住宅には、すぐに入居できる完成した物件と、工事の着工前に見学して契約できる未完成物件の2種類があります。
すぐに入居できる物件は実物を見学して決められるのはメリットですが、設備や使用を変更できないのはデメリットです。
早期に契約できる種類は、じっくりと時間をかけた準備ができるメリットがあります。
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