【2024年】建売住宅とローコスト住宅の違いとは?メリット・デメリットを解説
土地と建物のセットで購入できる「建売住宅」と、低価格で購入できる「ローコスト住宅」のどちらが良いのか、悩んでいる方がおられるのではないでしょうか。
どちらも通常の注文住宅よりも低価格に抑えらえる可能性は高いですが、それぞれメリット・デメリットが異なるため、事前に把握しておくと判断しやすくなるでしょう。
そこで、建売住宅とローコスト住宅の違い、またそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
マイホームの購入をご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。
建売住宅とローコスト住宅の違いは何がある?
建売住宅とは、建設中や完成済みの建物と土地をセットで購入できる住宅のことです。
間取りやデザイン、設備がすでに決まっているため、一から選ぶ手間がないといった特徴があります。
一方で、ローコスト住宅とは、コスト削減により手頃な価格で建築できる注文住宅のことです。
一般的な注文住宅は自由度は高いものの建築コストが高くなります。
しかし、ローコスト住宅は注文住宅でありながら、工夫により低コストを実現しているので、建売住宅と比較・検討されることが多いのが特徴です。
ここでは、建売住宅とローコスト住宅の主な違いを見ていきましょう。
①価格の違い
建売住宅とローコスト住宅の大きな違いは、価格です。
建売住宅の場合は、土地と建物のセットで販売されているため、エリアによって土地代が異なるといった特徴があります。
そのため、1,000万円台のものもあれば5,000万円台のものもあるなど、幅広く価格設定されています。
一方で、ローコスト住宅は、坪単価が30~60万円台です。
一般的な住宅が30~40坪と考えると、1,000~2,000万円台で家を建てることができます。
ここに、土地代やその他諸経費をくわえたものが、マイホームの取得費用ということになります。
建築費の高騰により一概にはいえないものの、土地を合わせた価格でもローコスト住宅のほうが費用を抑えて、マイホームを取得できる可能性が高いといえるでしょう。
②品質の違い
ローコスト住宅は、コスト削減により低価格を実現しているものの、決して品質や安全性が劣るわけではありません。
品質や安全性を確保しつつ、資材を大量一括発注したりシステム効率化・規格化などの工夫でコストを抑えています。
そのため、ローコスト住宅と建売住宅を比較しても、品質および安全性に明確な優劣はありません。
ただし、ローコスト住宅の場合は、構造や基礎を選べる点が建売住宅と異なり、その分だけ安全性や耐震性を高めやすいといった特徴があります。
▼この記事も読まれています
【2024年】建売住宅が注文住宅より安いのはなぜ?その理由を3つのポイントから解説
ローコスト住宅と比較した場合の建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている住宅のことです。
ここでは、建売住宅のメリットとデメリットを解説します。
建売住宅のメリット①住宅ローンの負担を軽減できる
建売住宅のメリットは、注文住宅よりも住宅ローンの負担を軽減できる点です。
注文住宅よりも住宅購入費を抑えることが可能なため、住宅ローンの借入額も抑えることができます。
建売住宅のメリット②購入から入居までがスムーズ
建売住宅は、購入から入居までがスムーズというメリットもあります。
すでに完成済みというケースもあるため、場合によってはすぐに入居することも可能です。
入居までの賃貸費用を考えると、早く入居できることは節約にもつながるでしょう。
また、引っ越し時期が決まっている場合にも、建売住宅はメリットとして大きいといえます。
建売住宅のメリット③土地を探す手間が不要
建売住宅の特徴は、土地と建物のセットで購入できる点です。
そのため、土地を探す手間が不要といったメリットがあります。
希望エリアにすでに建売住宅として販売されていれば、メリットとして大きいといえるでしょう。
デメリット①似た住宅が多くなりがちである
建売住宅は、完成済みもしくは設備・仕様、外観が決まった状態で販売されます。
そのため、似た住宅が多くなりがちといったデメリットがあります。
建売住宅は、材料や設備など大量仕入れなどでコストカットを図っているため、どうしても同じような家となってしまうのです。
建売住宅のなかには、仕様や設備の選択肢を残しているケースもありますが、その幅は決して広くありません。
そのため、複数の棟をまとめて建てられている場合は、同じような雰囲気の家が並ぶといった状況にもなるでしょう。
ほかの住宅と異なり個性的なデザインを求めている場合は、建売住宅は向いていないといえます。
デメリット②予算内で購入できるとは限らない
前述したように、建売住宅はすでに完成した状態で販売されます。
そのため、住宅購入にかける予算を決めていても、その予算内で購入できるとは限らないため注意しましょう。
生活に不要な設備をカットしたり広さを減らしたりするなどの調整ができず、予算と折り合いが合わないといったケースが少なくありません。
デメリット③工事の過程がわからない
すでに完成済みの建売住宅は、工事の過程を確認できないデメリットがあります。
基礎がどのような状態なのかなど確認できないため、不安に感じる方も多いでしょう。
断熱性や耐震性、耐久性は、仕様書や広告などで確認できますが、見えない部分は住宅性能に影響が出るため信頼できる業者を選ぶことが大切です。
▼この記事も読まれています
【2024年】建売住宅で人気の間取りは?内見で確認したい事項や間取り変更について解説
建売住宅と比較した場合のローコスト住宅のメリット・デメリット
ローコスト住宅とは、注文住宅よりも安く建てられる住宅で、コストパフォーマンスの高い注文住宅のことです。
最後に、ローコスト住宅のメリットとデメリットを解説します。
メリット①購入コストを抑えられる
ローコスト住宅の最大のメリットは、購入コストを抑えられる点です。
ローコスト住宅を建てる際は、坪単価30~60万円程度で家が手に入ることも珍しくありません。
設備や仕様はいくつかの選択肢から選ぶことになるため、完全に自分好みの家を建てることはできませんが、自分が重視する部分にお金をかけ、逆に不要の部分をカットするという選択も可能です。
余計なオプションを入れなければ、生活に必要な最低限の住宅を建てることができ、かつ建売住宅よりも安くすることができます。
メリット②打ち合わせの負担を軽減できる
ローコスト住宅は、セミオーダー感覚で家を作り上げていくイメージです。
つまり、一からご自身で決めるのではなく、ある程度用意された選択肢から選ぶため、フルオーダーの注文住宅を比較すると打ち合わせの負担が軽減できるメリットがあります。
デメリット①入居までに時間がかかる
ローコスト住宅は、土地を購入して家を建てるため、入居までに時間がかかる点がデメリットといえます。
打ち合わせや建築期間を含めると、最低でも6か月程度の期間を要するでしょう。
デメリット②標準仕様のグレードを高くすると追加費用がかかる
ローコスト住宅では、浴室やキッチンなどの設備の標準仕様のグレードが低いことがあります。
希望の機能のものに変更する場合は、グレードによっては追加費用が高くなる点がデメリットといえるでしょう。
▼この記事も読まれています
【2024年】建売住宅を購入するときの流れ!契約前から入居まで3段階に分けてご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
稲沢市の売買物件一覧へ進む
まとめ
建売住宅とローコスト住宅は、価格に違いが出ることがありますが、品質および安全性に明確な優劣はありません。
そのため、どちらを選択するかは、メリットデメリットを考慮して選ぶことが大切です。
どちらも費用を抑えられるメリットはあるため、デザインやオリジナルをこだわる場合は「ローコスト住宅」を、すぐに入居したい場合は「建売住宅」を選択するのがおすすめです。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
稲沢市の売買物件一覧へ進む
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
【あわせて読んで欲しい!人気の記事はこちら!!】
※土地をお探しの方
人気№1:稲沢市の土地探し 農地は宅地に変わる?そもそも買えるの?
人気№3:稲沢市における子育て環境について手当や助成と共に紹介
※新築一戸建てをお探しの方
人気№2:建売住宅が注文住宅より安いのはなぜ?その理由を3つのポイントから解説
人気№3:建売住宅の寿命の長さや注文住宅との違いは?メンテナンス方法も解説