【2024年】建売住宅と分譲住宅は特徴が異なる?住宅の種類ごとの違いなどを解説
目次目次
マイホームとして、建売住宅の購入を検討していると、分譲住宅との違いについて気になられているかもしれません。
建売住宅と分譲住宅は、それぞれに違いや特徴があることを知ると、より自分に適したマイホーム選びができることにつながります。
そこで今回は、建売住宅と分譲住宅の違い、それぞれの種類に向いている方の特徴などについて解説します。
購入時に知っておきたい!建売住宅と分譲住宅の違いをご紹介
すでに建てられた家を購入する選択肢として、建売住宅と分譲住宅があります。
建売住宅と分譲住宅には共通点がある一方で、それぞれ備えている魅力や特徴に違いがあることも押さえておくと、マイホーム購入の際に参考になります。
物件の数が大きな違い
建売住宅と分譲住宅は、どちらも建築されている住宅を購入することが共通点です。
両者の意味合いが同じように使用されることもあるため、混同されたり、違いがあいまいになったりしているケースもあるかもしれません。
大きな違いとなるポイントのひとつは、一度に売り出されている物件の数といえます。
建売住宅は、建築済みの家と土地がセットで売り出されている物件のことです。
建築されている場所は、市街地や既存の住宅地のなかであることが多く、そのようなエリアで1軒のみ個別で新築住宅が売り出されているケースは、建売住宅に該当します。
ちなみに、建築前に土地とセットで売り出される物件は、売建住宅といいます。
一方、分譲住宅は、広い分譲地と呼ばれる土地が複数の区画に分けられ、区画ごとに建築された住まいと土地がセットで売り出されているものです。
区画分けされた分譲地には、それぞれの土地に、番号が設定されて販売されています。
両者はこのように、個別でセット販売されているか、分譲地で同時に複数の区画が売り出されているかが異なるのです。
特徴の違い
分譲地では、複数の住まいをまとめて建てるため、統一感が美しい街並みになるように設計されていることも特徴であり、魅力です。
まとめて建てることができるため、建築資材の調達も効率よく費用を抑えやすく、建売住宅と比べてもリーズナブルに購入できるケースがあります。
建売住宅も注文住宅と比べるとリーズナブルで、すでに形成されている住宅地や街の中心部など、好立地に建築されている物件が多いことも魅力といえます。
▼この記事も読まれています
建売住宅が注文住宅より安いのはなぜ?その理由を3つのポイントから解説
分譲住宅との違いはデザイン性!建売住宅が向いている方を解説
意味合いが同じように使用されることもある建売住宅と分譲住宅ですが、それぞれに特徴の違いがあるほか、向いている方の傾向にも違いがあります。
ここでは、建売住宅の購入について、向いている方の特徴を解説します。
周囲とは違うデザインの家を求める方
住宅地や中心地などで、個別に販売されていることが多い建売住宅では、その1軒が周りとは違うデザインであることが多いです。
分譲住宅は統一感のあるデザインの建物が多いのに対し、建売住宅の特徴といえます。
そのため、特別に個性的な外観を求めるわけではないものの、周囲とは違うデザインの家に住みたいとお考えの方に適しています。
建売住宅では多くの物件が、完成済みで販売されており、設計の自由度やデザインの選択などは基本的にはできません。
しかし、いちから注文して建築する家と比較すると、リーズナブルなこともポイントです。
購入のコストを抑えながら、分譲住宅とは違い、周りに建つ家と異なるデザインの住まいで暮らしたい方に、建売住宅はおすすめといえます。
購入前に実物を確認して検討したい方
マイホームは大きな買い物となるため、失敗のない選択をしたいと考える方が多いでしょう。
建売住宅の良さのひとつは、購入前に、住まいをしっかり見学できることです。
直接、自分の目で実物を見学できると、写真や図面だけでは伝わらない細部まで確認することも可能です。
購入後に、引っ越して住んでみてからイメージとの違いやギャップを感じるといったリスクも、避けやすいでしょう。
間取りをはじめ、部屋の内装や大きさ、設備も、自分や家族にマッチする住まいであるかを検討して購入できます。
見学しておくと、転居後のレイアウトや暮らしもイメージでき、準備もしやすくなります。
また、すでに建築されており、1軒ずつ異なるデザインの建売住宅は、比較して検討することも可能です。
実物を見ながら、自分好みの家を探したいとお考えの方に、向いているといえます。
忙しく短期間でマイホーム購入を進めたい方
仕事などで忙しくされているなかで、マイホーム購入をされる方も少なくありません。
建売住宅なら、土地がセットになっているため、土地探しからはじめるといった時間や手間がかからないことが特徴です。
住まいとなる建物も完成していることが多いため、気に入った物件が見つかったら、売買契約から転居までを短期間で進めることができます。
多忙な方以外にも、出産や転勤を機に購入するため、住まいが必要となる期限がある方にとっても、建売住宅は有効な選択肢です。
建売住宅は、土地と建物をセットで購入するため、住宅ローンについても相談が進めやすい傾向です。
順調に購入のステップを進めることができた場合には、購入の検討から1か月ほどで、新居での暮らしがはじめられるケースも見られます。
▼この記事も読まれています
建売住宅で人気の間取りは?内見で確認したい事項や間取り変更について解説
建売住宅よりもリーズナブル!分譲住宅が向いている方を解説
広い分譲地に複数の区画があり、一度に複数の物件が売り出される分譲住宅には、建売住宅とは異なるメリットがいくつかあります。
ここでは、分譲住宅の購入が向いている方の特徴について、解説します。
予算を押さえてリーズナブルに購入したい方
分譲住宅は、建売住宅とは違い、複数の区画に住まいを建てるため、資材を大量に仕入れることが特徴です。
大量に仕入れるメリットとして、分譲住宅では、建築にかかるコストおさえて建てられることも少なくありません。
家を建てるためのコストがおさえられるメリットは、販売価格を抑えらえることにもつながります。
買主としては嬉しいポイントであり、なかには、建売住宅と比べても、お得な価格で購入できるケースも見られます。
新築住宅の選択肢のなかでも、分譲住宅は、できるだけ予算を抑えてマイホームを購入したい方におすすめです。
周囲と統一感のあるデザインでも抵抗がない方
分譲地では、分けられた複数の区画に同じコンセプトの住まいが、建築されることが一般的です。
そのため、分譲地内の街並みには統一感があるデザインの住まいが軒を連ね、街の印象もすっきりとしていることが多いでしょう。
同じコンセプトに基づいて建てられる家が複数建築されるため、周りと似ているデザインの家であっても、抵抗感のない方に分譲住宅は向いています。
家のデザインに違いを求めるのでなければ、分譲住宅の整然と美しい街並みは魅力となるでしょう。
近年では、分譲地でも異なるデザインで建てられている物件もあるため、分譲住宅で意匠性にもこだわりたい方は、完成後の外観を見比べながら探してみるのも手です。
新しいコミュニティの新生活を求める方
分譲地では、複数の区画の住宅を一度に販売するため、住民のコミュニティも形成されていないことが多いです。
また、価格帯や住まいの仕様が似ている分譲住宅では、購入層も同じ世代の家族となることが少なくありません。
分譲住宅なら、すでに人間関係が構築されたコミュニティの輪に入るのではなく、新しく転居してきた住民同士でコミュニティを形成することもしやすいでしょう。
同じ分譲地の住まいを選んだ家族が、同時期に新生活をスタートするため、トラブルが生じにくく、子どもも暮らしやすいことは大きな魅力です。
▼この記事も読まれています
建売住宅を購入するときの流れ!契約前から入居まで3段階に分けてご紹介
↓漫画で見る!お家探し!!
まとめ
建売住宅と分譲住宅の大きな違いは、一度に売り出される物件の数で、建売住宅は好立地に多く、1軒だけ販売されているものになります。
既存の住宅地や中心地で、個別に売り出されている物件となる建売住宅は、周囲と異なるデザインを求める方におすすめです。
一方、分譲地で複数販売される分譲住宅は、建築コストが抑えやすい傾向にあり、リーズナブルに新築住宅を得たい方にとって賢い選択肢となり得ます。
※土地をお探しの方
人気№1:稲沢市の土地探し 農地は宅地に変わる?そもそも買えるの?
人気№3:稲沢市における子育て環境について手当や助成と共に紹介
※新築一戸建てをお探しの方
人気№2:建売住宅が注文住宅より安いのはなぜ?その理由を3つのポイントから解説
人気№3:建売住宅の寿命の長さや注文住宅との違いは?メンテナンス方法も解説