
【2025年】一戸建てをメンテナンスしないとどうなる?リスクと長持ちさせるための対策

マイホームとして人気の高い一戸建てですが、快適な住環境を維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
しかし、忙しさや費用面から「メンテナンスをしない」という選択をしてしまう方も少なくありません。
一戸建てをメンテナンスしないまま放置すると、どうなるのでしょうか。
今回は、メンテナンスしない場合の影響や必要な箇所・時期、そして一戸建てを長持ちさせるためのポイントを解説します。
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一戸建てをメンテナンスしないとどうなるか?

一戸建てはマンションとは異なり、外壁や屋根など住まい全体の維持管理を自分自身で行う必要があります。
しかし、メンテナンスを怠ると、見えない部分から徐々に劣化が進み、さまざまなトラブルを引き起こす原因となります。
まずは、一戸建てをメンテナンスしない場合に発生するリスクについて、具体的に見ていきましょう。
構造の劣化で耐久性が低下
外壁や屋根、床、窓、ドアなどの部位は、日々雨風や紫外線にさらされており、時間の経過とともに劣化します。
定期的なメンテナンスをしないと、防水性が失われたり、ヒビ割れや隙間が生じたりして、家全体の耐久性が著しく低下します。
これにより、構造全体に影響が及び、結果的に大規模な修繕が必要となるでしょう。
水漏れ・カビの発生と健康リスク
屋根や外壁にできた小さな隙間、排水設備の詰まり、窓やドアの密閉性の低下などが原因で、雨水の侵入や結露が発生します。
これを放置していると、室内にカビが広がり、木材の腐食やシロアリ被害など、住宅の内部にも深刻なダメージが及びます。
さらに、カビの胞子はアレルギーや呼吸器疾患の原因になるなど、住む方の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
断熱性の低下で光熱費が増加
窓や壁、ドアの断熱性能は、経年劣化によって徐々に低下します。
断熱性が損なわれると、冷暖房の効きが悪くなり、室内の温度調整に余計なエネルギーを必要とするようになります。
これにより光熱費が増大し、日々の生活コストにも影響が出ることもあるでしょう。
一戸建ての寿命にも影響
一戸建ての耐用年数は構造によって異なりますが、木造住宅であれば約22年が目安とされています。
ただし、これはあくまで減価償却上の年数であり、実際には適切なメンテナンスをすれば、木造でも50年以上快適に住み続けることは可能です。
一方、何もしないままでは寿命が短くなり、20〜30年ほどで深刻な劣化が進む可能性もあります。
住宅会社の保証内容も確認を
一戸建ての品質やメンテナンスの必要性は、施工した住宅会社によっても差があります。
多くの場合、保証期間内であれば施工会社が一部修繕費を負担してくれるケースもありますが、保証が切れたあとはすべて自己負担になります。
長く安心して暮らすためには、自宅の保証内容やアフターサポートの有無を把握しておくことも重要です。
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一戸建てのメンテナンス箇所と時期

一戸建ては、多くのパーツが組み合わさって成り立っており、それぞれの箇所に適切なメンテナンスの時期があります。
部位ごとの劣化の進み方は異なるため、放置してしまうと余分な修繕費が発生する可能性もあります。
一戸建てを安全・快適に保つために、各部位のメンテナンス時期とその目安費用について把握しておきましょう。
外壁・屋根のメンテナンス:10年ごと
外壁と屋根は、紫外線や風雨など自然環境から家を守る重要な部分です。
経年劣化によって防水性が失われると、雨漏りやヒビ割れを引き起こします。
一般的に、塗装の耐用年数や保証は10年程度とされているため、10年ごとの塗り替えが理想的です。
30坪の住宅であれば、外壁・屋根の塗装費用は約120万円〜150万円が相場です。
水回りのメンテナンス:使用状況に応じて見極め
キッチン、トイレ、洗面台などの水回りは、日々の使用頻度が高い設備です。
保証期間は5〜10年ほどであることが多く、劣化が見られたタイミングで交換を検討します。
トイレは約5万円、洗面台で約10万円、キッチンは約70万円〜100万円が一般的な交換費用です。
日頃から清掃を丁寧に行っていれば、保証期間以上に長持ちさせることも可能です。
床(畳・フローリング)のメンテナンス:劣化に注意
床材は10年を過ぎた頃から、きしみやへこみ、畳の日焼けや虫食いなどが目立ち始めます。
フローリングの張り替えはリビングだけで20万円、家全体だと50万円以上が目安です。
畳は表替えで1万〜3万円、畳をすべて新調する場合は、1部屋あたり5万円前後になります。
見た目だけでなく、ダニの発生など健康面への影響もあるため、劣化を感じたら早めに対応しましょう。
内装(クロス)のメンテナンス:剥がれたら即張替え
壁紙の剥がれや浮きが発生した場合、接着剤の効果が切れているサインです。
放置すると下地材が露出し、やがて構造部分にまで悪影響を及ぼすおそれがあります。
クロスの張り替え費用はリビングで15〜20万円、家全体では70万円前後が目安となります。
美観だけでなく、建物の耐久性にも関わるため、早めのメンテナンスが望ましいです。
築年数に応じたメンテナンスの目安
築5〜10年
基本的に大きな修繕は不要ですが、万が一の異常は施工会社に相談しましょう。
築10〜15年
外壁・屋根塗装、防蟻処理、給湯器の交換などの時期です。
築15〜20年
壁紙や床の劣化が目立ち始め、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームを検討する時期です。
築20〜30年
メンテナンスをしていなかった場合、フルリフォームが必要になることも。
売却や住み替えも視野に入れましょう。
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一戸建てを長持ちさせるメンテナンスのポイント

一戸建ての魅力には、自由度の高い間取りや庭付きの生活など、さまざまな要素があります。
しかし、長く快適に暮らすためには、こまめな掃除や換気などの基本的なケアが不可欠です。
最後に、一戸建てをできるだけ長持ちさせるための実践的なポイントをご紹介します。
ポイント①外壁は見えにくい箇所も定期的に確認を
外壁は家を雨風から守る役割を担っており、その状態が住まい全体の寿命に大きく影響します。
特に、道路に面していない側の外壁は日陰になることが多く、湿気がこもりやすいためカビが発生しやすい傾向にあります。
普段の生活では気づきにくい部分ですが、色あせ、ヒビ割れ、苔などの異常を見つけたら早めに対処することで、雨漏りや構造内部の腐食を防ぐことができます。
外壁の劣化を放置すると、結果的に早期の大規模メンテナンスが必要になることもあるため、定期的なチェックが非常に重要です。
ポイント②掃除・換気を日常的に心がける
一戸建てを長く快適に使うためには、普段の掃除や換気も立派なメンテナンスの一部です。
床や壁にたまったホコリや汚れを放置すると、ダニやカビの原因となり、建材の劣化を促進させる要因になります。
また、適切な換気を行うことで、室内の湿度が安定し、結露やカビの発生を防ぐ効果も期待できます。
特に湿気の多い季節や、窓を開けにくい時期には、換気扇や空気清浄機を活用することもおすすめです。
こうした日々のケアが、劣化を防ぎ、住まいを長持ちさせる秘訣となります。
ポイント③メンテナンスしやすい家づくりも重要
すでに建てられた家をメンテナンスすることはもちろんですが、将来的な維持管理を見据えて「メンテナンスしやすい家」にすることも重要な考え方です。
例えば、外壁や屋根に複雑な凹凸が少ないシンプルな形状の家は、足場が組みやすく、点検や補修作業の効率が良くなります。
また、内装もメンテナンスしやすい素材や配置を選ぶことで、手入れの手間が軽減されます。
とはいえ、どのような一戸建てであっても、こうした日々の積み重ねが大切です。
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まとめ
一戸建てはメンテナンスをしないと、劣化や修繕費の増加といった深刻な問題を引き起こします。
各部位ごとに適切な時期でメンテナンスを行うことが、家を長持ちさせるポイントです。
日常的な手入れと定期点検を習慣化し、快適な住まいを末永く維持しましょう。
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