【2024年】建売住宅と注文住宅はどっちがいい？向いている方の特徴を解説

一戸建ての購入を検討しているものの、建売住宅と注文住宅のどっちが良いのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
購入後に後悔しないためにも、それぞれのメリットとデメリットを把握したうえで判断することをおすすめします。
そこで、建売住宅と注文住宅それぞれの特徴やメリット・デメリット、また向いている方について解説します。
一戸建ての購入をご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。

建売住宅と注文住宅はどっちがいい？建売住宅の特徴とメリット・デメリット

建売住宅とは、土地と建物がセットになった新築住宅のことです。
すでに完成済みもしくは建設中の住宅なため、土地探しをしたりプランを立てたりする必要はありません。
決められた区画に同じような住宅をまとめて建築されているケースが多いのが特徴です。
ここでは、まずは建売住宅のメリット・デメリットを見ていきましょう。

建売住宅のメリット

建売住宅の最大のメリットは、費用が抑えられることです。
費用が抑えられる理由として、建売住宅は同じような設計の住宅を複数同時に建築するので、建材費を安く抑えられるためです。
そのため、同時期に同じ区画で施工をおこなうことで、人件費も抑えられ、結果的に注文住宅よりも安く購入することができます。
また、建売住宅は、完成予定や完成済みの住宅で販売されているため、一から打ち合わせをして決める手間がかかりません。
そのため、購入後はすぐに入居することも可能です。
このように、注文住宅に比べて費用が抑えられること、入居までの期間が短いことがメリットといえるでしょう。

建売住宅のデメリット

一方で、建売住宅のデメリットは、デザインや形状が類似してしまうため、個性を求めることは難しい点です。
建売住宅は、すでに設計や間取りが決まっているので、希望する間取りがあっても自由に変えることはできません。
そのため、こだわりや理想の家を求める場合は、それと合致する住宅を見つけるのは難しいといえるでしょう。
また、建築工事の過程を確認できないため、地盤の状態や設計上に不備や欠陥があっても、実際に入居してトラブルが起きてから対処することになります。
このように、建売住宅は似たような住宅であるため個性がないことや、工事過程を確認できない点がデメリットといえるでしょう。

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建売住宅と注文住宅はどっちがいい？注文住宅の特徴とメリット・デメリット

一方で、注文住宅の特徴やメリット・デメリットについてみていきましょう。
注文住宅とは、ハウスメーカーや工務店に依頼し、一から家の設計プランを立て建設していく住宅のことです。
間取りやデザイン、内装、外装、設備などは、予算内で自由に設計することができます。
なお、設計方法は「フルオーダータイプ」「セミオーダータイプ」「規格住宅」の3つがあり、設計方法の幅も広いのが特徴です。
ここでは、注文住宅のメリット・デメリットを見ていきましょう。

注文住宅のメリット

注文住宅の最大のメリットは、希望どおりの家にできる点です。
注文住宅は、土地選びから自分でおこなうことができます。
たとえば、子どもの通学や通勤、買い物施設への利便性などを考慮しながら、住む場所を選ぶことが可能です。
また、どんな建材や設備を使用するかなど、自分たちの希望を取り入れながら家づくりがおこなえます。
そのため、こだわりの間取りや設備も自由に取り入れたり、逆に節約できる部分は抑えたりできます。
予算をかける部分とかけない部分のメリハリを付けられる点も、注文住宅なら可能です。
こだわって建設した家のため、入居後は愛着も沸くでしょう。
このように注文住宅は土地探しからできるため、希望どおりのエリアに個性的な家づくりができる点がメリットといえます。

注文住宅のデメリット

一方で、注文住宅のデメリットは、時間と労力がかかる点です。
土地探しからおこなうため、希望の土地が見つからなければ家づくりをスタートできません。
予算範囲内の土地が見つからなければ、土地探しが長引いてしまう場合もあるでしょう。
そのため、土地探しだけでも時間と労力がかかる点がデメリットです。
また、自由度が高い注文住宅では、設計プランが決まるまでに何度も綿密な打ち合わせが必要になります。
したがって、土地購入から工事請負契約まで少なくとも3か月程度かかり、場合によっては10か月と長期化するケースもあるため注意しなければなりません。
さらに、家族一人ひとりの希望に合わせた家づくりを実現させるために、気付いたら予算オーバーになっていたということもあります。
このように、建売住宅は一から設計するため時間と労力がかかる点、またトータル費用が高くなる点がデメリットといえるでしょう。

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建売住宅と注文住宅はどっちがいい？向いている方の特徴

ここまで、建売住宅と注文住宅の特徴やメリット・デメリットをご説明しましたが、それを踏まえてどちらが向いているかを解説します。

建売住宅が向いている方

建売住宅に向いている方の特徴は以下のとおりです。

●コストを抑えて家を購入したい方
●できるだけ早く入居したい方
●定められたデザインのなかから決めたい方

建売住宅の特徴は、注文住宅よりも安く購入できる点です。
そのため、コストを抑えて家を購入したい方には向いているでしょう。
また、土地探しや間取りづくりで悩みたくない方は、建売住宅でも後悔する可能性は低いでしょう。
そのほかにも、子どもの進学や転勤などによって入居したい時期が決まっている方も、建売住宅はメリットとして大きいです。
建売住宅であれば、すでに完成している住宅であるケースがほとんどなので、すぐに入居することも可能です。
このように、建売住宅は入居までに手間と時間をかけずに、かつコストを抑えてマイホームを取得したい方におすすめといえるでしょう。

注文住宅が向いている方

注文住宅に向いている方の特徴は以下のとおりです。

●個性的な家づくりがしたい方
●ライフスタイルに合わせた希望がある方
●省エネ性・耐久性が高い家に住みたい方

デザインや間取りなどこだわりが明確にある場合は、注文住宅に向いているでしょう。
また、将来子どもが増える予定であったり、バリアフリー化したいなど、ライフスタイルに合わせた希望がある方にもおすすめです。
さらに、省エネ性や耐久性などを重視したい方にとっては、注文住宅のほうがメリットとして大きいといえます。
このように、個性的でライフスタイルに合わせた家づくりをしたい方、また家の性能を重視する方に注文住宅は向いているといえるでしょう。

個人に合った住宅を選ぶことが大切

建売住宅と注文住宅には、それぞれ魅力や良さがあるため、それぞれのライフスタイルや予算と照らし合わせながら検討することが大切です。
建売住宅は、家づくりに時間がかからない、安く費用を抑えられるといった特徴があり、一方で注文住宅は、個性的な家を一から設計するといった楽しみがあります。
このように、どちらも優れているため、個人にあった住宅を選ぶことをおすすめします。

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まとめ

建売住宅は、土地と建物がセットになって販売されている住宅で、比較的費用を抑えられるメリットがあります。
一方で、注文住宅は、土地探しから始め一から設計プランを計画する住宅で、希望どおりの家にできるメリットがあります。
どちらも良さや魅力があるため、それぞれのライフスタイルや予算、個人に合った住宅を選ぶことがもっとも大切です。