
【2025年】延べ床面積とは何のこと?住みやすい広さに必要な延べ床面積を解説

マイホームを購入する場合、新しく出会う不動産用語に戸惑うことがあります。
不動産用語の意味を知らないまま購入を進めてしまうと、引っ越してから後悔するかもしれません。
そこで今回は、延べ床面積とはどのようなものなのか、間違えやすいほかの用語との違いとともに、家族の人数に適した住みやすい生活空間の広さを解説します。
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マイホームにおける延べ床面積とは

延べ床面積と耳にしたことがあっても、その内容を理解している方は少ないでしょう。
まずは、延べ床面積とはどのようなものなのか、その内容を解説します。
延べ床面積が意味するもの
延べ床面積とは「延べる」「床面積」が合わさった単語です。
「延べる」には、同じものが重複してもすべて計算に入れるといった意味があり、合計と同じ意味を持ちます。
延べ床面積とは、床面積の合計を意味する言葉ですが、実際には複数階の床面積の合計です。
マイホームに多い2階建てを例にとると、床面積を聞いて思い浮かべるのは、真上から見た建物の面積であるのが一般的でしょう。
一方で、2階建ての延べ床面積を考える場合は、1階の床面積・2階の床面積の合計となります。
延べ床面積は何のために使われる?
延べ床面積は、マイホーム建築のための容積率計算に使われます。
マイホームを建築する場合、建築基準法が求める容積率・建ぺい率などをクリアしなくてはなりません。
容積率とは、敷地に対する延べ床面積の割合のことであり、この容積率の数値により建てられるマイホームの広さや階数が決まります。
また、延べ床面積は、不動産登記・不動産売買・建物解体など、さまざまな場面で必要になる数値です。
延べ床面積に含まれるもの・含まれないもの
マイホームの構造によっては、特定の部分を延べ床面積にプラスするかどうか迷う場合があります。
基本的に延べ床面積に含まれるのは、リビング・個室といった生活に欠かせないスペースです。
これにくわえて、廊下・階段といった通路部分も、延べ床面積に該当します。
トイレ・浴室・洗面所などの水回りは、キッチンとともに延べ床面積のなかに含まれます。
また、クローゼット・押し入れといった個室にもうけられた収納スペースも、延べ床面積として計算しましょう。
一方で、バルコニー・ベランダ・テラスといった室外スペースは、基本的に延べ床面積に含まれません。
このほかに、屋上・屋外の階段・ロフトなどは、延べ床面積かどうかわかりにくいですが、原則として延べ床面積から除外します。
ただし、一定の条件を満たす場合、屋外スペース・ロフト・ビルトインガレージなどでも、延べ床面積として計算する必要があります。
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延べ床面積と間違えやすいそのほかの用語との違い

不動産の面積をあらわす単語には、さまざまなものがあります。
延べ床面積の意味を把握したら、間違えやすい似た単語を把握しておきましょう。
建築面積
建築面積とは、建物を上から見た場合の面積のことであり、建坪とも呼ばれています。
延べ床面積は、2階建て・3階建てと階数により数値に違いが生まれますが、建築面積は階数に関わらず数値は一定になります。
1階と2階が同じ広さであるマイホームや2階より、1階のほうが広いマイホームが多く、実際の建築面積は建物の1階の面積と同一であることがほとんどです。
この建築面積が必要になるのは、マイホーム建築における建ぺい率を計算する場合です。
建ぺい率とは、土地全体に占める建物の割合のことであり、これにより建てられるマイホームの広さが決まります。
敷地面積
敷地面積とは、建物に関する面積ではなく、土地そのものの面積のことです。
延べ床面積・建築面積は建物のみの広さですが、敷地面積はこれからマイホームを建てようとする土地の広さであることが両者の違いです。
この敷地面積は、建築基準法で定められた建ぺい率・容積率の計算で必要になります。
建ぺい率・容積率ともに、土地の広さに対する建物の広さなので、計算の基準となる敷地面積が必要です。
施工面積
マイホームの新築などをお考えの場合、施工面積の考え方を押さえておきましょう。
施工面積は、延べ床面積・敷地面積とは違い、建築基準法による制限の対象ではありません。
施工面積とは、延べ床面積に該当しない施工箇所を含めた面積であり、計算方法はハウスメーカー・工務店などにより異なります。
どの施工箇所を施工面積に含めるかは、工事を担当するハウスメーカー・工務店ごとに差があるものの、延べ床面積に含まれない部分がプラスされることは同じです。
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快適な生活に必要な広さ・平均的な延べ床面積

マイホーム探しを始める前には、自分と家族が快適な生活を送れる広さをチェックしておきましょう。
3人家族に必要な広さ
国土交通省が公表している「健康で文化的な住生活を送れる基本水準」によると、3人家族に最低限必要な住宅の広さは、40㎡です。
坪数に直すと12.1坪ほどで、家族に小さな子どもがいる場合は、35㎡・10.6坪が必要な広さとされています。
また、最低限の広さではなく、豊かな生活を送れる広さとされているのは、100㎡・30.3坪です。
大人2人と子ども1人の3人家族が住むための一戸建てを購入する場合、子どもの成長に合わせて個室を与えられる間取りとするのがおすすめです。
12坪以上を目安とし、夫婦の寝室・子ども部屋がある2LDK・3LDK程度が必要になります。
このほかに、在宅で仕事をすることが多い・趣味を楽しむスペースがほしいなど、ライフスタイルに応じて必要な間取りを考えることがポイントです。
4人家族に必要な広さ
国土交通省の「健康で文化的な住生活を送れる基本水準」では、4人家族に最低限必要な住宅の広さは50㎡とされています。
これを坪数に直した場合、最低限必要な広さは15.1坪で、小さな子どもがいれば45㎡・13.6坪となります。
また、豊かな生活を送れる広さとされているのは、125㎡・37.8坪です。
実際に4人家族で住むためのマイホームを探すならば、広さとともに家族の年齢などに合わせた間取りを考えることがポイントです。
大人2人と子ども2人の場合、子どもが小さなうちは子ども部屋1つで良いでしょう。
ただし、子どもが小学生になるころには、1人で勉強に集中できる環境が必要になるほか、異性の兄妹・姉弟だと早めに個室を与える必要があります。
このほかに、高齢の親と同居する場合は、1階トイレ近くの和室を親の寝室とするのがおすすめです。
マイホームの延べ床面積の平均
全期間固定金利の住宅ローンフラット35を提供する住宅金融支援機構の調査結果によると、2020年度フラット35利用者が購入した注文住宅の延べ床面積の平均は、37.6坪です。
単に坪数だけだと、どのくらいの広さかイメージしにくいですが、実際の間取りに直すと4LDK・5LDKほどとなります。
4LDK・5LDKの広さがあれば、複数の子ども部屋をつくれるだけでなく、書斎・趣味のスペースなど、快適な生活のための空間をつくれます。
延べ床面積の平均が37.6坪であること・4LDKまたは5LDKほどの間取りは使い勝手が良いことを念頭に、自分と家族にとって暮らしやすい広さ・間取りを考えてみましょう。
延べ床面積・間取りとともにマイホーム購入で重視されるのは、便利な立地かどうか・予算に無理がないか・日当たりが良いかどうかなどです。
すべての希望条件を満たすマイホームを探せない場合には、家族で話し合い、希望条件に優先順位をもうけると良いでしょう。
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まとめ
延べ床面積とは、1階・2階など複数階の床面積の合計です。
延べ床面積に似た用語には、真上から見た階数に左右されない建築面積・土地の面積である敷地面積・延べ床面積に含まれない部分を含む施工面積があります。
快適な生活に必要な広さ・延べ床面積の平均もチェックして、マイホームの広さと間取りを考えてみてください。
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