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【2025年】防火地域・準防火地域の調べ方!稲沢市での確認方法もご紹介

土地購入のこと

肥田 将也

筆者 肥田 将也

不動産キャリア11年

お客様のお話に耳を傾け、最適なご提案をさせていただきます!元気にハキハキとお話します!



土地を購入する際、「防火地域」や「準防火地域」への指定の有無は、建物の設計や安全性に大きく関わります。知識がないまま土地選びを進めてしまうと、理想の住まいづくりに思わぬ制約が生じる可能性もあります。

しかし、「どのように調べれば良いのか」「どこに相談すれば確実なのか」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、愛知県稲沢市で土地購入を検討されている方へ、防火地域や準防火地域の調べ方や、ご自宅でできる確認手順、役所への問い合わせのポイントまで分かりやすく解説します。

この記事の執筆者

このブログの担当者 肥田将也 

◇ 保有資格
宅地建物取引士、損害保険募集人

◇ キャリア:11年

不動産の購入や売却は金額が大きく不安が伴いますがお客様に寄り添い、誠実・スピーディーな対応を心掛けます。

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まずはご相談からお待ちしております!!



防火地域・準防火地域の基礎知識

まず、「防火地域」「準防火地域」についてご説明します。 これらは、都市計画法に基づき「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」のことです。

駅周辺の建物が密集しているエリアなど、万が一の火災で延焼の危険性が高い場所が指定され、その地域の建築物には一定の耐火性能が求められます。

規制の厳密さには以下の段階があります。

  • ▼ 防火地域
  • 最も規制が厳しい地域です。建物の構造は、耐火建築物(鉄筋コンクリート造など)であることが原則となります。

  • ▼ 準防火地域
  • 防火地域の次に厳しい地域です。一定の基準を満たすことで耐火建築物でなくても可能ですが、屋根や外壁、窓のサッシなどに防火性能の高い素材を使用する必要があります。

  • ▼ 法22条区域(建築基準法第22条区域)
  • 防火地域・準防火地域以外の区域です。この区域では、建物の屋根や外壁に燃えにくい材料を使用するなど、火災の延焼を防ぐための対策が求められます。稲沢市では、防火地域・準防火地域以外の地域は、全てこの「22条区域」に指定されています。

このように、どの地域に該当するかによって、採用できる建物の構造や仕様、そして建築コストにも影響が及ぶため、土地購入の前に必ず確認すべき重要な項目です。

階数や延べ床面積ごとの建築基準については後述いたします。

稲沢市の土地でお悩みなら

【稲沢市の防火地域】ご自宅でできる確認方法

はじめに、稲沢市が提供するオンラインの地図情報を利用し、対象となる土地がどのエリアに含まれるか、その概略を把握します。ご自宅のパソコンやスマートフォンから手軽にご確認いただけます。

オンライン地図で確認する

防火地域や準防火地域の位置を、オンラインの地図上で確認することができます。確認方法は以下の通りです。


 ① 稲沢市の公開型地図情報システム「MAP de いなざわ!」にアクセス

 ② 利用規約に同意し、掲載マップ一覧から「都市計画情報マップ」を選択

 ③ 画面左の地図選択メニューから「地域地区」の「防火地域及び準防火地域」を選択

 ④ 地図上で調べたい土地の所在地を検索、または地図を拡大して場所を特定


地図上で桃色に色分け表示されている範囲が、防火地域または準防火地域に該当します。

公式資料で確認する

「MAP de いなざわ!」と併せて確認したいのが、稲沢市役所のウェブサイトで公開されている「重要事項調査シート」です。

この資料は、防火地域・準防火地域を含む、稲沢市内で定められている都市計画や建築に関する規制が一覧でまとめられています。

ご自身の土地に関わる可能性のある規制にはどのようなものがあるか、そして、その詳細をどこで確認できるか(地図や担当課など)を把握するためのガイドとして役立ちます。

建築への影響と市役所での正確な確認方法

オンラインで区域の概略を把握したら、次にその指定がご自身の建築計画にどう影響するかを理解し、最終的な確認を行う段階に進みます。

建築に与える影響

防火地域や準防火地域では、計画する建物の階数や延床面積に応じて、建築物に求められる耐火性能が変わります。

まず、防火地域における基準は以下の通りです。

防火地域における建築制限の一覧表。建物の階数と延床面積に応じて、求められる性能(耐火建築物、準耐火建築物など)が変わることを示しています。



次に、準防火地域の基準は以下のように定められています。

準防火地域における建築制限の一覧表。建物の規模が大きくなるにつれて、より厳しい防火性能(準耐火建築物、耐火建築物など)が求められることを示しています。


 耐火建築物 

主な柱や壁、床などが耐火構造でできており、火災が起きても倒壊しにくく、延焼を防ぐ性能を持つ建物です。鉄筋コンクリート造などが該当します。


 準耐火建築物 

耐火建築物に準ずる耐火性能を持つ建物です。火災後、一定時間は倒壊しない基準を満たしています。


 防火構造・一定の防火措置 

外壁や軒裏など、建物の外側で火災の延焼の恐れがある部分について、燃えにくい素材や構造を用いることを指します。


このように、規制内容は細かく定められています。土地の条件や具体的な建築プランによって適用される基準が異なる場合があるため、専門家や行政の窓口に確認することが重要です。

市役所の窓口で正確な情報を入手する

最終的な確認や、土地の境界が区域の境目に近い場合など、正確な情報が必要な際には、必ず市役所の担当窓口で確認を行います。相談内容に応じて、下記の窓口をご利用ください。

  • 都市計画(区域の確認など)に関するお問い合わせ:
  •  ■ まちづくり部 都市計画課 計画グループ
  •  ■ 電話番号:0587-32-1362

  • 建築計画や建築基準法に関するお問い合わせ:
  •  ■ まちづくり部 建築課 建築指導グループ
  •  ■ 電話番号:0587-32-1409

市役所へ行く際は、事前に電話で問い合わせておくと、より円滑に案内を受けられます。「防火地域の指定について確認したい」旨と、土地の地番を伝えられるよう準備するのがおすすめです。


また、その土地の特性を把握するには、単に「どの区域か」を調べるだけでなく、「その土地に本当に理想の家が建てられるのか」という、建築プラン全体を見据えた判断が不可欠です。

稲沢市での土地探しでご不明な点があれば、ご自身で悩まれる前に、まずは一度、弊社へお気軽にご相談ください。

お客様に代わって正確な情報を調査することはもちろん、その土地がお客様の理想の家づくりに適しているか、資金計画への影響はどうかといった点まで、専門的な視点からサポートいたします。

稲沢市の土地でお悩みなら

まとめ

土地の購入を考える際は、防火地域や準防火地域の区分をしっかり理解し、ご自身の計画に合った選択を目指すことが大切です。役所の窓口やオンライン地図、公式資料を活用すれば、ご自宅からでも簡単に必要な情報を確認できます。

しかし、土地選びには専門的な知識が不可欠であり、特に防火地域のような法規制は、ご自身だけで判断することが難しい場合も少なくありません。そのような際は、ぜひ弊社にご相談ください。 

お客様の建築プランを考慮しながら、法規制の調査も含めて、最適な土地探しを的確にサポートいたします。稲沢市の土地探しに関するご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。


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