【2024年】土地の購入に住宅ローンは使える?流れや注意点を解説
住宅ローンは一般的に、マイホームの購入に利用される金融商品として知られています。
もしローンを組んで土地を購入したいと考えている場合、住宅ローンは使える仕組みになっているのでしょうか。
今回はローンを利用して土地を購入するときの流れや注意点について解説していくので、参考にしてみてください。
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土地の購入に住宅ローンは使えるのか
そもそも住宅ローンは、土地の購入に使える仕組みになっているのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
住宅ローンの利用の可否
「不動産を購入する」点においては、土地も建物も同じです。
しかし、あくまでも住宅ローンは、その名のとおり住宅の購入を目的に受ける融資を指します。
たとえ不動産のくくりとしては同じでも、土地を買う際に利用することはできません。
そもそも住宅ローンは、住宅のためのローンなので、購入、建築、リフォームなどを目的としている場合にのみ利用できる仕組みになっています。
当然ながら土地はこれらの利用条件のいずれにも当てはまりません。
ただし、居住用物件を立てる目的であれば、土地と住まいを一本化して、ローンを利用できるようになります。
投資のために購入する予定の場合は、この限りではないため注意してください。
つなぎ融資の利用
土地の購入において住宅のための金融商品は利用できませんが、「つなぎ融資」であれば使用可能です。
一般的にあまり聞きなれない融資ですが、これは住宅を建てるまでに必要な金額を用意できないという場合、一時的に借入できます。
たとえば不動産を買う際に必要な費用、マイホームを建てるための工事料金などが、自分の所持金だけで払えない場合に利用可能です。
また、土地の購入費用だけでなく着工金や中間金の支払いにも、つなぎ融資は利用が可能です。
資金面での問題を解消できる融資なので、多くの方が利用しています。
利便性が高い融資ではありますが、一般的に流通している融資よりも金利が高く、返済する時の利息負担分が大きくなってしまう点がデメリットです。
もし融資を利用する場合は、利息を含めて支払えるか確認してください。
土地先行融資の利用
つなぎ融資の利用できるローンとして、土地先行融資もあります。
土地先行融資とは、土地の購入費用を先行して受けられる融資のことで、土地を自己資金で購入できないときに利用できるローンのことをいいます。
つなぎ融資との違いは、借入できるタイミングです。
土地先行融資の場合は、融資を受けられるタイミングが大きく分けて2回あります。
具体的には不土地を購入したときと、建物の引き渡しが実施されるタイミングです。
そのため、土地先行融資は「2本立て融資」と呼ばれる場合もあります。
マイホームを建てる際にかかる施工費用には利用できないので、注意が必要です。
いずれの融資を受けるにしても、資金計画を立てたうえで、ある程度まとまったお金を準備しておく必要があります。
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ローンを利用して土地を購入するときの流れ
土地だけを購入するときには、住宅ローンを利用することはできません。
しかし、先述したような「つなぎ融資」「土地先行融資」のように、土地の購入費用を含めて受けられるローンがあります。
ローンを利用して土地を購入するときの流れには、「情報収集と希望条件の決定」「住宅ローンの事前審査と融資の審査」「売買契約の締結」があります。
まずはどの不動産を買いたいのか、情報収集をする作業からスタートします。
どのような条件の不動産を買うのかは自由ですが、具体的に何を希望するのか、また条件の優先順位などを決めておくとスムーズです。
購入したい土地が見つかったら、不動産会社へ買付証明書を提示しましょう。
買付証明書とは、その不動産を買いたいと考えている意思を伝えるためのものです。
万が一他の購入希望者が現れても、買付証明書を先に提示できれば、優先的に案内してもらえるようになります。
また、つなぎ融資を使いたい場合は、この段階で住宅ローンの事前審査とつなぎ融資の審査を受けます。
審査に通過したら売買契約を締結へと進むことができます。
審査は何を基準におこなわれるのか
融資額を決める審査は何を基準におこなわれるのかご存じでしょうか。
つなぎ融資や土地先行融資の場合、申込者の年収・年齢・職業などといった申込者自身の状況とともに、土地の情報なども審査の対象となります。
評価基準は大きく分けて、公示地価、基準地価、路線価の3つで構成されています。
これらのうち公示地価は、市場で不動産売買がおこなわれる際の指標となっており、国土交通省が発表しているデータです。
基準地価は、各都道府県が調査したデータが元になっており公示地価を補完する役割を持つ指標です。
路線価は、国税庁が公表しているもので、相続税や贈与税などの課税額を計算するために用いられています。
このようなデータをもとに、土地の評価額が算出され、融資の額が決定します。
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ローンを利用して土地を購入する際の注意点
ローンを組んで土地を購入する場合、何に気を付けるべきなのでしょうか。
つなぎ融資は金利が高い
先述したように、つなぎ融資は他の金融商品よりも金利が高いのが難点です。
そのため、もしつなぎ融資を利用したい場合は、しっかり返済ができる状態なのかを考えてから申し込むようにしましょう。
金利が高いと、その分支払う利息が上乗せされます。
借入額が多ければ多いほど、利息も多くなってしまうので、場合によっては返済が困難になる可能性もあるでしょう。
基本的に住宅ローンの金利は、0.5%程度とされています。
しかし、つなぎ融資は数%以上に設定されているケースがあるため注意が必要です。
まとまった資金を得るためには、つなぎ融資は利便性が高い金融商品といえます。
しかし、長い目で見ると金銭的な負担になる可能性もあるので、しっかりと計算したうえでローンの利用を検討しましょう。
近くの環境をチェックする
一見すると理想的な不動産に見えても、現地に足を運ばないとわからない情報もあるものです。
なぜならその不動産を取り巻く環境に問題がないかは、インターネットの情報だけでは判断が難しいからです。
たとえば価格や敷地面積など、自分が理想としている条件にぴったり当てはまる不動産が見つかったとします。
しかし、実は近隣住民がトラブルを起こし、治安が悪い場所であったという場合もあります。
このようなマイナスポイントは、その後の生活に大きな悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
仮に投資を目的としている場合でも、環境的瑕疵があると判断されれば市場価値は下がってしまいます。
こうした問題を防ぐためにも、実際に現地で不動産や周辺環境も見てみるのがおすすめです。
周辺環境を実際にチェックできれば、マイナスになるような要因がないか判断しやすくなります。
また、周辺に住んでいる方に話を聞けるため、情報収集の方法としてもおすすめです。
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まとめ
土地の購入に住宅ローンは使えませんが、つなぎ融資や土地先行融資といった金融商品を利用することは可能です。
ローンを利用して土地を購入するときの流れとして、情報収集と希望条件の決定、住宅ローンの事前審査と融資の審査、売買契約の締結となります。
また注意点としては、つなぎ融資は金利が高いので、長期的な負担を考慮して計画的に利用すること、土地の購入の際には実際に現地を訪れることをおすすめします。
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